先日もお話しました石苔亭いしだの「千体ひな飾り」のイベントの計画が着々と進んでいます。
1月15日〜4月19日までの約三ヵ月間、石苔亭いしだの能舞台「紫宸殿」を雛壇と見立てまして雛人形を飾ります。また、能舞台の天井からは2,000体の「吊るし雛」を飾るというスケールの大きな話も具体的になってきました。
今日はいくつか取寄せた吊るし雛のサンプルの中から、質感や色合い、能舞台とのバランスなどを見てみました。吊るし雛とは縁起のいいとされる巾着や手毬や梅の花などを、ちりめんや古布などで作り、それらを糸で吊るしたものです。その華やかな色あいや風合いが見ている人の心を和ませてくれます。
能舞台は四方を3間で囲まれた広い空間ですので、少しの雛飾りを飾ってもなかなか舞台とのバランスが取れません。先日の幹部会議の席で、若旦那から「どうせ飾るならば、能舞台が雛人形や吊るし雛でいっぱいいなるくらい飾ったらどうだろう」という提案がされ、この冬の石苔亭いしだの室礼の方向が決定しました。
舞台の上には雛壇飾り。舞台の上からは2,000体の吊るし雛。想像しただけで何かワクワクしてきます。本日の打ち合わせでは、昼神温泉の他の旅館の方々もいらっしゃっていて、石苔亭いしだばかりではない、地域を巻き込んでのお祭りにもなりそうな雰囲気でした。
今年の昼神温泉の新春は、楽しくなりそうですよ。
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