絶好の晴天の下、今年の阿智の夏祭りが開催されました。子ども達のお神輿行列、婦人部の方の盆踊り、高校生の太鼓のステージ、大花火大会、多くの出店など、今年も阿智の夏祭りは大盛り上がりでした。
中でも今年で6年目となる「阿智の火祭り」は、多くの方々からの歓声が上がりました。村内の厄年の方々が、村中の厄を松明の火に集めて街中を練り歩く「虫送り行列」は、今までで最高の20名以上の方々の参加となり、夜の街道を松明の紅い火で染め上げました。
虫送り行列で露払いの役目だったのは「阿智黒丑舞」です。10メートルもある黒丑に、初めて見る村の方からもどよめきが沸きあがりました。写真撮影を希望される外国の方や、頭を噛んで欲しいという家族連れの方々など、かなり人気の高かった黒丑舞でした。
火祭りのクライマックスの「火落とし」は、今年も山の中腹から大きな火の玉が、阿智川の清流に向かって3つ落とされました。何十メートルも離れて火の玉を見ているのに、火の玉の熱が観客席まで届きました。毎年火の玉の大きさが大きくなってきているように思います。今年も直径2メートルほどの火の玉が無事落ちると、阿智村自慢の大スターマインが、頭上で大輪の花を咲かせました。本当にこの村の花火は頭上で上がるので、口をあけて花火を見ていると、花火のかすが上から落ちて口に入ってしまうほどです。
最後の花火が終わると、なんとなく夏はこれからだというのに、寂しい気分になりました。今年は石苔亭いしだのスタッフも、黒丑舞や虫送りの行列に積極的に参加でき、この村の一員として貢献できたことにも嬉しさを感じました。
さあ、次は昼神の夏祭りです。
わたしのメルマガに記事を書きました。
http://www.mag2.com/m/0000268123.html
次回の号に掲載します。
素晴らしい経験でした。
日本の夏を体験しました。
投稿情報: 沼です。 | 2008年8 月 3日 (日) 23:00
阿智の火祭りもやっと地元の方も巻き込んだ地域のお祭りとなってきました。芸能のプロやイベント屋が作り上げるお祭りではなく、主役が村人の夏祭りです。今年はキャラクターショーもなくなって、地元の高校生や村民の方の舞台となったり、地元発の新しい芸能の披露などがあったりして、だんだんと「村民のための村民による村民のためのお祭り」になってきました。来年は、私自身が厄年なので、なにをやるのか今から怖いような、楽しみのような不思議な気分でいます。
投稿情報: 若旦那 | 2008年8 月 5日 (火) 23:00