先日、阿智神社の御神田で恒例の田植えがありました。例年、旅館の女性スタッフが早乙女の格好で田植えを行なうことになっていますが、今年はもっと陽気に田植えを行なおうということで、紫宸殿の宴でもお世話になっている加藤木朗さんにもご参加いただいて、早乙女の皆さんの田植えに合わせて、田楽をしてくださいました。
3aほどの狭い田んぼですが、しろかきをした田んぼに足を踏み入れると膝の辺までズブッと埋まってしまい、早乙女の皆さんはなかなか身動きがうまく取れない様子でした。さすがに加藤木さんはこういった伝統芸能の経験もあるということで、田んぼの中でも見事なばちさばきを披露してくださり、そのリズムに乗って、華やかな花田植が行なわれました。
若旦那は加藤木さんのリズムに合わせて篠笛を吹いていました。最初はリズムに乗って吹いていたようでしたが、さすがに40分以上も田んぼの真ん中で笛を吹いて頭がくらくらしていたようです。
この御神田で今日植えられた稲が大切に育てられ秋に収穫されます。稲穂は各旅館に神様からいただいた稲として配られたり、冬の行事 昼神の御湯のワラ地蔵「湯屋守様〜ゆやもりさま〜」の使用されたりします。
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