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2008年5 月 6日 (火)

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春の風

こんにちわ。
春の終わりを告げる使者が『柳の胞子』というコメントは初めて知りました。
お礼申し上げます。

白い『春の雪』の風景はアンデルセン童話の世界を彷彿させられました。

アンデルセン童話『柳の木の下で』はアンデルセン自身の悲恋経験が描かれています。
25歳に新進作家となったアンデルセンは、リボア・ヴォイクトに熱烈な愛を捧げたが報いられなかった。
27歳のときに、大恩人ヨナス・コリンの末妹ルイーゼに愛の告白をした。
貴族階級であったコリンと娘ルイーゼは、貧しい青年作家の願いは受け入れられなかった。
この作品の風景は、アンデルセンの失恋の告白を映している自伝的な物語であり、人生のプロセスで味わった恋の辛苦を描いています。
物語は…
19歳となったクヌートは、靴職人となる修行のためコペンハーゲンに旅経ちます。
17歳のヨハンネはコペンハーゲンで再婚した父親とともに暮らし、歌姫を目指して自立の生活をします。
そして、彼女は歌姫修行をするためにフランスへ行ってしまう。
プロポーズを拒否された悲しみのクヌートは、ドイツのニュルンベルグで靴職人の親方のもとで1年仕事をし、べつの親方がいる石橋の傍にある水車の上にある仕事場に移ります。
失恋の痛手は消え去らなかった。
ミラノに移ったクヌートは、堅気なドイツ人老夫婦の親方のもとで仕事をし、1年経過した。
ケーゲを離れて3年経ったある日、親方はグランド・オペラに誘ってくれた。
劇場の舞台には、主役となったヨハンネの姿と再会したが、彼女には婚約者がいた。
クヌートは、背嚢に自身の荷物をいれて、故郷に帰える道を歩き続けた。
疲れ切ったクヌートは、老木の柳の下で深い眠りにつき、淡い夢の中で凍死した…。

北欧人は、柳の木に「失恋」のイメージを持っている。
昼神温泉郷の『春の雪』は、どのような恋なのでしょか。

                    春の風

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