今日11月8日は暦の上で冬が始まる「立冬」。飯田市下伊那地方の里は朝夕の寒さが増してきて、山は紅葉が真っ盛りです。この時期になるとユズの収穫が始まります。この辺りでは伝統菓子「柚餅子」(ゆべし)というのがあります。加工に約2ヶ月を要し、初物を新年の御節料理に使います。柚餅子は、ユズの上部を切って中味をくりぬき、ミキサーで練ったクルミやゴマ、みそ、米の粉などを入れ、切ったユズの蓋をする。数時間蒸してから、冬の寒い風で約2ヶ月干すのです。この辺りの保存食ですね。
味噌味が濃く、胡桃の味が大人の味という感じがして、私は食べつけないのですが、お嫁さんなんかが作れるようになったと、家庭では受け継いでゆくべきものの1つのようです。機会がありましたら、下伊那にお越しの際はお召し上がりになってみてください。
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