先日紫辰殿の宴にご出演された加藤木朗様にとても素敵な変化がありました。息子ライヤ君の一人舞台デビューです。こんな記念の日に偶然にも私は観賞する事が出来ました。
加藤木朗家は4人の子供さんがいらっしゃいます。そのご長男が現在中学3年生。2.3年ほど前から、石苔亭いしだの紫辰殿の宴にもお父様の加藤木朗さまの舞台に少しづつ出演される事がありました。当時はまだお父様よりも背も低く、大人の皆様を前に舞台に出ることに少々の戸惑いを感じているかな?とおもえる様子をよく垣間見たものです。そのライヤ君がいつの間にかお父様の背も追い越し、りりしい顔つきで舞台に立ちました。
演目は「鶏舞い」。これは、見ごたえのある大変ハードな演目です。暑い中重厚な衣裳をまとい、独特な音階の唄を歌いながら、体の重心を低く保ち、頭をコキコキと動かし、扇子を扱うおめでたい舞です。
私も母親のような気分で「はらはら、どきどき」の気持ちで、見守る思いで舞台を見ました。ライヤ君の舞台の脇では、妹のけいちゃんと加藤木朗さんがリズムをとっています。
加藤木朗様の様子もさすがいつもとは少し違い、程よい緊張感と暖かな空気を私は舞台から感じられ、大変記念に残る紫辰殿の宴となりました。
ちなみにその日加藤木朗様が演じられたモノは「念仏踊り」。以前に一度私は見させていただいたことがあったとですが、それ以来私は加藤木朗様の「念仏おどり」が強く印象にのこり忘れられません。好きな舞の一つです。日本には大変すばらしい芸能文化があるということを知ることのできる舞台でした。
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