石苔亭いしだではお料理の献立を考えるとき、二十四節季の暦をテーマに献立を考えております。現在は「小暑」。この頃になると梅雨があけ、蓮の花が咲き、鷹の子が巣立つ準備に入る頃。とされているようです。
お料理の献立には、もろこしや旬の鱧をあしらい、露地物(ビニールハウスではなく阿智村で栽培している)として今しか食べられないのは、フルーツトマト、ちび胡瓜を使用させていただいています。そこに中塚翠淘様の涼しげな演出で御料理を皆様に楽しんでいただいています。
夏らしく今月は金魚の絵を描いていただいています。墨絵なのに、赤い金魚がイメージできる動きのある絵です。
今月の23日ごろからは、旧暦で「大暑」の頃に入ります。
「大暑」=一年で最も気温の高い季節であり、桐のつぼみがつき始め、蝉がうるさく鳴きサルスベリの花が印象的な季節。とされております。
中塚翠淘様は今回どのようなイメージを作品にしてきてくださるか、そして長田板長はどのような献立を考えているのか楽しみにしていてください。
「大暑」の頃の献立で一つだけ、ちょっとご紹介させて頂きます。「おしのぎ」として用意させていただいております「いしだのおまわり」
今回ここに使わせていただいている食材は茂山狂言 茂山千三郎様からアイデアを頂いた一品です。長田板長がどのように味付け、調理してくださるのか私も楽しみです。
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