さて、昨日は客室の4タイプの命名についてご紹介いたしました。本日は引き続きそれぞれの客室タイプに集められた客室名の裏付けをご紹介いたします。
<結城(座)タイプ>
には3Rのお部屋があります。それぞれ狂言の演目の中でも「ひらきの曲」といわれる演目を客室名にさせていただきました。「ひらきの曲」とは、演目の中でも難しい曲とされ「節目の曲」ともいわれるそうです。例えば、舞台に立つ方の30歳、40歳、50歳・・・という節目を指します。そのため、なかなか演じる機会はないという物です。さらに、難しいとされるのは、狂言の中では「情があつく、美しい曲」といわれているものが覆い様です。
<坂戸(座)タイプ>
には3Rのお部屋があります。ここは狂言の中でも「おめでたい」とされる演目の題がつけられております。
<外山(座)タイプ>
には5Rのお部屋があります。ここは狂言の演目でも「宝」が出てくるお話を選んでいます。
<円満井(座)タイプ>
には8Rのお部屋があります。こちらは狂言の演目の中でも比較的ポピュラーなお話を集めています。今までに石苔亭いしだで演じられた名前がいくつかあります。
客室の調度品もそれに合わせてしつらえていますので、石苔亭いしだに起こしいただいた際は狂言のお話にも一度ご興味を感じていただけれれば楽しいかと思います。
明日はいよいよ 「茂山狂言in石苔亭いしだ」当日を迎えます。
出演 人間国宝 茂山千作 /茂山千五郎 /茂山千三郎 /茂山正邦 /茂山茂 /松本薫 /島田洋海
会場 13:00
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