おめでとうございます。本日は瀬戸市ご出身の新郎様と名古屋ご出身の新婦様、ご両家の結婚披露宴が執り行なわれました。今日は母の日でもあります。お二人にとって記念に残る日となってくれたことを心から願います。
本日は白無垢姿で角隠しという衣裳で、人前結婚式が行われました。能舞台も衣裳に合わせ白いお花で飾られました。石苔亭いしだは何と言ってもお料理が大変評判がいい様です。本日もお帰りのお客様の会話の中に嬉しい言葉を聞くことが出来ました。
私はブライダルを始めようといった当初、新婦の皆さんが絶対気に入ってくれるだろう!と自信を持っていたのは石苔亭いしだの環境、他にはないフォトスポットだと思っていました。浅はかでしたね。今では利用者の皆様はもっとお招きする方のことを考え、上質な賢い贅沢の仕方を楽しまれる方法をご存知であることを知りました。それにはお料理というのは絶対不可欠であること。
お客様の要望をよく聞き取り、今後もトータルコーディネイトの研究を深めて参りたいと思います。
今回は新しいブライダルメンバーも今日の日を迎えるのに自分のできることを考え行動してくれました。館内のスタッフが全員で同じ気持ちで本日のお客様をお迎えし、心から祝福できるよう手書きの掲示版を作成してくれていたのです。
トータルコーディネイトはモチロンですが、そこに絶対的に欠かすことの出来ないものは、「心」です。石苔亭いしだならではの心のこもったステキな空気を作り上げるにはお客様とスタッフ全員の「心」が集まることです。石苔亭いしだの若女将としてスタッフがこうした行動を自ら気が付いて動いてくれたことに、この先への期待が高まります。
ブライダルスタッフ掲示資料を作成してくれた方のコメントです。
「親族の皆さん全員からひとことづつお祝いのメッセージの贈り物がありました。担当させて頂いていてすごく感動しました。私まで感極まり胸が熱くなりました。本当におめでとうございます。」
素晴らしいことに気づいたんですね。 わたしはお話をする時に、このような例えを引用します。「美人は自分が美人だと気づいてしまうと、多くの他の才能を代償にして美しさを求める作業に没頭する」 これがいいんだ! と、ある尺度で決めてしまうと、他の良い部分が損なわれる時がありますよね。 重要なのは何かに優れることではなく、「いしだ」らしさではないでしょうか? 思いつきで申し訳ありません。
投稿情報: 沼倉 勉 | 2007年5 月21日 (月) 23:00
昨年、海外へ日本文化のイベントへ参加させていただいた時に感じました。日本のことを一番知らないのはもしかしたら「日本人」自身なのかもしれないと・・・。近すぎて気づけないことや、当事者であるからわからないことということがよくあるものです。石苔亭いしだのスタッフを毎年、海外研修へ連れて行くのは、当たり前だと思っていたことが、実は当たり前じゃないことに気づいてもらうきっかけを作るためです。今この時を変わらぬかたちで継承していくことのほうが、実は目新しいことを創り出していくことよりもずっと難しいような気がします。
投稿情報: 若旦那 | 2007年5 月22日 (火) 23:00
わたしは他の方が認識している、わたしの顔を知らない。 声も多分知らないだろうと思います。 何かの道具を利用して見たり、聞いたりしているものが、他の方に認識のあるわたしなのかな? と思ってみたり。 江戸しぐさの2.5人称の練習でした。 自分ですらそのようにして可視化すると、想いがちょっとどいてくれて、その先の景色が見えるのかも知れませんね。
投稿情報: 沼倉勉 | 2007年5 月25日 (金) 23:00