昨日の日記でもお話をしたナゴヤドームでの器の展示会の中で、若旦那が先日、木曽のちきりやさんと打合せをしていた「陶胎」の作品が展示されていました。
「陶胎」とは、陶器に漆器を塗ったものことを言います。食器のノリタケさんのブースに、陶器に輪島塗が施されたチョコレートセットと呼ばれる(多分、英国でホットチョコレートを楽しむための食器)ものが展示されていました。1セット200万円以上ということでびっくりしましたが、恐る恐る手にとってみると、やはり陶器にはない温かな肌触りがとても心地よく、いつまでもはなしたくなくなりました。
漆器は海外においては肌触りがシルクのようだと例えられるくらい、その感触には定評がるというお話を聞いたことがあります。現在、ちきりやの手塚さんに「陶胎」の見本を制作していただいているそうです。漆器の持つ温かさと陶器の持つ利便性が融合できたら、もっともっと日本の食器の可能性が広がる気がしました。
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