4週間にわたって行なわれますNACS(長野県顧客満足度調査委員会)主催の「五感で愉しむ旅館空間」ですが、今週は中部エリアの扉温泉明神館での開催でした。先週まで行なわれていた石苔亭いしだでの空間とはまた違った雰囲気で、深い山の緑の中に作家の方々の作品と旅館の持つ趣がうまく融合された素晴らしい空間だったと思います。
金属作家の角井康宏さんの「すず」を使った作品は、見事に窓から見える自然や館内の調度品に溶け入って、その場の雰囲気を凛としたものにしていました。ひとつひとつ手で打ち出されたことがわかる作品の表面の凹凸から、固い金属でありながらも、作家さんの手のぬくもりが伝わってくるような優しさや柔らかさを感じました。
木製家具作家の梅川尚茂さんの「家具」の、自然の木の流れをそのまま生かした素朴なかたちは、ついつい手に触れてみたくなるような深い魅力がありました。木のぬくもりや生命感のようなものが伝ってくる作品でした。
今週からは東部エリアの鹿教湯温泉「斎藤ホテル」と戸倉上山田温泉「滝の湯」の2会場で、「五感で愉しむ空間」の提案が行なわれます。是非とも皆様お出かけになってくださいませ。
追伸:今日は私の誕生日だったので、明神館の皆さんが誕生祝をしてくれました。いい誕生日になりました。ありがとうございました。
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