本日、人間国宝の茂山千作先生をお招きしての「お豆腐狂言」が開催されました。今年で4年目ということもあり、毎回鑑賞に来られている方やはじめてご覧になられる方、ご年配の方から小さなお子様まで、多くの皆様にご来館いただき、鑑賞席は満席となりました。
よく「狂言」は難しいと言われる方がいらっしゃいますが、「狂言」とは650年続いている、言うなれば「コント」のようなものです。最初の自己紹介や状況を説明するくだりは、ちょっと聞きなれない言葉などが出てきて、はじめは難しいと思うかもしれませんが、話が進むにつれて、子どもでもわかるような面白さに変わっていきます。
本日、行なわれました演目「佐渡狐」と「千鳥」は、どちらも繰り返しの面白さや、その表情の面白さで、とても解りやすく、単純に笑うことのできる2演目でした。早い段階から場内から笑いがおこり、ともすると笑うべきところでも、緊張のあまり笑ってはいけないような雰囲気の狂言の会場もあるのですが、今日は、終始、和やかな雰囲気が漂っていたように感じます。
鑑賞が終わったお客様からは、
「こんなに笑ったのは久しぶりだな。笑うってのはいいもんだね。」
「もっと難しいと思っていたけれど、娘に強引に連れてこられた。しかし、こんなに面白いならまた見てみたい。」
「今日の舞台を見て狂言のファンになりました。」
物騒な世の中、心の底から笑えるというのは幸せなことだなということを、茂山家の皆様から教えていただいた一日でした。
狂言を見聞きするのは今回が初めてで、どんなものか見当もつきませんでしたが、初めに先生の内容説明が十分あったことも有り、良く理解できて大変おもしろかった。狂言は、人を笑わせるものであるということを知りました。
投稿情報: MASAKI.ANDO | 2006年6 月19日 (月) 23:00
狂言を見聞きするのは今回が初めてで、どんなものか見当もつきませんでしたが、初めに先生の内容説明が十分あったことも有り、良く理解できて大変おもしろかった。狂言は、人を笑わせるものであるということを知りました。
投稿情報: MASAKI.ANDO | 2006年6 月19日 (月) 23:00
初めての狂言体験。始まる前までは、どんなものか分からずとても難しくて理解できるかどうかと不安でしたが、初めの先生の説明も十分であったせいか、開始早々からともて面白く観覧する事ができました。そして、狂言とは人を笑わせるものだという事を知りました。
投稿情報: masaki.ando | 2006年6 月19日 (月) 23:00
ご鑑賞いただきまして有難うございました。ご鑑賞になられた多くのお客様からも、なにも知らないで観るより、解説があってから観た方が、わかりやすく最初から笑うことができたというお声をいただきました。小学校・中学校での狂言のワークショップでも、初めて狂言を観る生徒さんたちが体育館いっぱいに響き渡るような声で大笑いしていました。日本の伝統芸能を身近に感じていただけたら嬉しいことです。
投稿情報: 若女将 | 2006年6 月24日 (土) 23:00