今日、書道家の中塚 愛さんがご来館されました。小さい頃から書に親しみ、まだ26歳という若さでありながら、床の間に飾るような「書」から、その字のイメージにあった創作的な「書」まで幅広く表現される方です。
今回の打ち合わせで、中塚さんには料理のお品書きを書いていただくことになりました。二十四節季によせた料理をどのようにお客様に提供しようかと現在、スタッフがいろんなアイデアを出し合っています。
お品書きからもそんな季節の香りがしきたら素敵だなということから、今回、中塚さんの「書」と石苔亭いしだの料理のコラボレーションが実現いたしました。
打ち合わせをしている途中、中塚さんがスラスラと筆ペンで字を書かれていましたが、その筆運びのリズムがなんとも心地よくて、「書」が苦手な私も、筆をとってなにか字を書きたくなってきました。たまには心を落ち着けて筆を手にとってみるのもいいものだなと思いました。きっとお客様の中にも、中塚さんの「書」を見て、書いてみたいなと思われる方もいらっしゃるんじゃないかなと考えたときに、「寺子屋」という言葉が頭に浮かんできました。
旅館というところが、食事をしてお風呂に入るだけではなく、なにか手習いや体験ができてもいいのかなと思いました。またそんなご提案ができたらお知らせしたします。
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