茶室の茅葺き屋根の葺き替え工事が終了いたしました。
長年の風雪に耐え、所々腐ってしまったり、穴が開いてしまっていた屋根でしたが、3人の茅葺き職人さんの手により、見事に生まれ変わりました。
まだ、新しく茅を差した所は色が若いですが、しばらくするとそれも馴染んでくると思います。10日間、職人さんが朝から晩までかけて修理をしてくれました。屋根裏にはどうやら昔、ハクビシンが住んでいたらい形跡もあったようで、獣が入り込まないように、屋根裏の内側から金網を張っていただいたり、茅がかき出されないような工夫もしていただきました。
長いことお世話になった職人さんたちと今日でお別れだと思うと寂しい気持ちと、できあがった茅葺き屋根を見ての嬉しい気持ちとでちょっと複雑な思いでした。帰り際に職人さんが「これで10年はもつよ。次は俺達はもう茅葺きはできない歳だなあ。」と言っていまたので「そんなこと言わずにお元気でね。」と言ってお別れしました。
職人さんたち有難うございました。大切に使わせていただきます。
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