昨日の日記で庭園に石デッキを作るために庭木の移動をしたお話をしましたが、既にデッキが出来上がっている部屋がいくつかあります。
先日、完成した「新・式部庵」の101号室のデッキには、丸い筒型の水槽が置かれその中で魚が泳いでいますが、そのすぐ足元に、庭の隅にだれにも気づかれずに生えていた「もみじ」の木が今日植えられました。小さくて膝くらいの高さしかない木ですが、照明に照らされるとその枝振りが壁にシルエットとして映ってなかなかいい景色となります。空を見上げると網掛山がはっきりと見えるデッキからの景色です。
同じく「新・式部庵」の107号室は、大きく半露天風呂からせり出した木製デッキが特徴の客室です。プライベート庭園の上に照明に照らされてまるで浮き舞台のようなデッキは、上から見るとピアノの天板のような緩やかなカーブを描いています。お風呂上りにこのデッキでお酒でも飲めたら最高です。
その他にも一方の壁がない半外のデッキルームや、客室からすぐ出ることのできる石畳のついたお部屋など、源氏庵・宇治十帖・式部庵の3タイプの客室にはいずれも外に出られる環境が整いつつあります。
カメラマンの方にそれぞれの客室の写真を撮影していただいておりますので、そのうちホームページでもご紹介できると思います。楽しみに待っていてください。