スーパー狂言3部作の「王様と恐竜」のご紹介を本日はいたします。
スーパー狂言「王様と恐竜」
〜あらすじ〜
太陽の国の独裁者トットラー王。世界で一番エライとおだてられて良い気分ですが、オンリョウの国だけは言うことを聞いてくれません。
大臣や武器商人達にせかされて、平和を願う王妃の反対を押し切り戦争を決意した王様。ついに水爆の発射ボタンを押す日の前日、王の前にトットラーザウルスが現れ、恐竜滅亡の真実を語り始めます。
それはおごり高ぶる我々人類に対する最後の警告であり、そのあまりの恐ろしさに王が思わず押したボタンとは・・・。
スーパー歌舞伎でもスーパー狂言でもそうですが、わざわざ歌舞伎や狂言で表現しなくても、十分おもしろい演目だと思います。しかし、それをあえて古典芸能で行なうのはなぜなのかと思います。
それは、新しいものを演ずることによって、古きものの良さをより深く理解するといったことなのだろうと私は思います。新しいことをやる時こそ、基礎がしっかりしていなければ、それこそマンガやコントになってしまいます。
そして古きものを伝承しながら、絶えず新しいジャンルへのチャレンジをしていく姿こそが、真の伝統芸能であり、だからこそ650年たった今でもなお狂言は多くの人々に愛されてるのだなと思いました。
コメント
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