現在、夜になりますと石苔亭いしだの能舞台で、茂山狂言の映像が鏡板に映しだされます。
古典的なものの他に新作狂言の映像も流れることがあります。
狂言は昔の言葉でわかりずらい。なんか難しそうで見る気がしない。などの声をよく耳にしますが、狂言には次のような演目もあるんですよ。
「スーパー狂言 ムツゴロウ」
〜あらすじ〜
豊かな干潟の平和な暮らしを一瞬にして奪った人間に、ムツゴロウ達が今、復習を開始する。
時は2030年。かつて干潟は海の生物たちの楽園。人間にとっても宝の山でした。ところが人間は農地を作ると称して干潟を干拓。海の生物達は死に絶え、
いつの間にか緑のゴルフ場になっていた。
そこにのんきにゴルフに来た地方中小企業の社長と、たまたま一緒になった旅のサラリーマン。
立て続けにホールインワンを出して初めはおおはしゃぎ、やがて気味が悪くなって穴を覗き込む2人の前に、奇妙な魚の一団が姿を現す。
それは奇跡的に生き残り、人間界への復習に燃えたムツゴロウの一家だった。
すごいあらすじですね。これが狂言で行なわれるというのですからびっくりです。明日は「クローン人間ナマシマ」の演目の紹介をいたします。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。