7年ぶりとなるサザンオールスターズのアルバムが出ましたね。
「キラーストリート」さっそく聴いてみました。全部で30曲!!
ノリノリの曲もあれば、哀愁たっぷりの切ない曲、どこか懐かしく心に染みる曲、それぞれの曲にそれぞれの表情がありながらも、30曲全部聴くとなにか一つの映画でも観たような満足感がある素晴らしいアルバムでした。
私のサザンとの出会いは、小さい頃に聴いたドラマ「ふぞろいの林檎たち」の「いとしのエリー」や挿入歌の「栞のテーマ」でした。あれからいったい何年経っているのでしょう。それなのに今でもサザンの歌は私たちの心に新鮮に響いていることに驚きを感じます。
1曲2曲で消えていってしまうアーティストが多い中で、なぜサザンの歌がここまで多くの人たちに愛されるのか?音楽評論家でもない私が、今回のアルバムを聴きながらこんなことを思いました。
それは曲をつくる際の「いいかげんさ」「適当さ」です。一つ一つを緻密に作り上げていっても、もちろん立派なものはできるのでしょうが、サザンの曲にはとその緻密さをはあまり感じないのです。肩から力を抜いた時に自然と出てくるフレーズに自然に歌詞が乗っているというか・・・。かっこいいよね。切ないよね。といったフィーリングだけで曲ができているというか・・・。上手く言えませんが、聴けば聴くほど味が出てくるのは、そういった気持ち良さがまず私たちの心に響いてきて、後から説明がついてくるからのような気がします。
私たちの旅館においてのサービスも、難しいプランや小手先のサービスを考えているのではなく、「これって気持ちいいじゃん」とあっけらかんと言えるようなことをそのままお客様に提供することが、なによりもいいサービスなんじゃないかなと思いました。
サザンの曲のようなさりげなくも奥深いそんなサービスができたら最高だなと思いました。
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