石苔亭いしだの第2ロビーにあります7メートルの胡桃の木のカウンターと、特注で作成していただいた暖炉の作者でありますアインズの松岡さんが、昨晩いらっしゃいました。
新しく出来た客室やシアタールームなどをご覧いただきながら、夜遅くまで建築のことや部屋の室礼のことなど若旦那と一緒にお話を伺わせていただきました。お話の中で八ヶ岳に建築学上で参考になる家があるから見に行かないかというお誘いを受け、今日八ヶ岳までその家を見に行ってきました。
その家は、八ヶ岳山麓の木立の中に、どっしりとした存在感をかもし出しながらも、周りの自然に溶け込んだ素晴らしい家でした。
中に入って更にびっくり。アルプスのハイジに出てくるような大きな木の扉を開けて入ると、広いオープンスペースに10人以上の人が囲めるような欅の一枚板の台があったり、キッチンのいる人とリビングに座っている人の目線が合うような床面の高さの工夫がしてあったりと、その家にいるだけで既に人と人のコミュニケーションが始まっていくような、細かいところまで気持ちの行き届いた空間がそこにはありました。
吹き抜けのリビング空間や、2回のオープンエアのベッドルーム、そして教会の窓のような細長く天井まで伸びている窓など、実際ではありえない様な造りにただただ感動しました。
リビングから外に向かって伸びているデッキでくつろいでいると、目の前のクヌギの木にバッタが「よいしょ、よいしょ」とよじ登っていくのが見えました。
こんな家に住みたいなと思いました。
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