アスピレーションミーティングでは、新しい石苔亭いしだの方向を探っていくことと同時に、今まで私たちの旅館のどんなところがいい所で、お客様がこんなにも来館してくださったのかということも話しあわれました。
ロビーにある能舞台の迫力・・・・。
全館平屋の数奇屋造りの建築・・・・。
露天風呂のある広い客室・・・・・。
美味しい会席料理・・・・。
全室から眺めることのできる日本庭園・・・・。
たくさん意見が出されましたが、比較的施設の充実さにたよっている傾向にあることがわかりました。そして、スタッフ一人一人の持っているサービス感もそれぞれであることもわかりました。
そこで、スタッフからのアンケートをもとに、まず石苔亭いしだのキーワードを決め出し、そのキーワードに沿った私たちの新しいサービスを探していくことになりました。1日目のミーティングにおいてグループごとに出された意見を、その夜遅くまでかかって、グループ長会議で集約してキーワードが決めだされました。
その時決まった新しい石苔亭いしだのキーワードが「やまとごころ」です。
日本人が昔から大切にしてきた、ひかえめで、つつましやかで、みやびな心遣いが、この言葉には含まれています。
「やまとごころ」を中心にして、私たちはどのような旅館の雰囲気を作っていけばいいか、お客様にどんなサービスを提供していけばいいのかが、2日目話し合われました。
つづく
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