4月より「個人情報保護法」が施行されました。
私どもの旅館もお客様の個人情報について、これまで以上に厳重に扱うための研修を行いました。お客様の個人情報が印刷された紙は、すぐシュレッダーで裁断したり、お客様の情報を管理しているコンピューターはパスワードで関係者以外は見ることができないようにしたり、インターネット予約の際の但し書きを付け加えたりしました。
しかし、考えれば考えるほど複雑な気持ちになります。
予約のときにお客様からご住所をいただきます。男性女性の内訳もいただきます。差支えがないようでしたらお子様の年齢などもお聞きします。
門番のスタッフはそれらの情報を元に、旅館にいらっしゃる車のナンバーや、乗っている人数やご年齢などで「あっ、このお客様は○○様だな。」と予想を立てます。ドアを開けると同時に「○○様、ようこそお出でくださいました。」と言うことのできたときの、お客様の驚かれた表情で門番のスタッフは満足感を得ます。
個人情報にどこまで立ち入っていいかと言う問題と、自分のことをどこまで知っていてくれるかというお客様の思いのギャップに悩まされます。
つかず離れずのサービス。これからの旅館はそのころあいがこれまで以上に大切となってきますね。
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