今年の8月から始まりました「温泉へ行こう5」のロケですが、いよいよ今晩がロケ最後の晩となりました。長かったようであっという間の何ヶ月だったように思います。深夜の露天風呂の掃除や、スタッフの方々との楽しい食事や語らい。番組の方々のご好意によって私も緑山スタジオで俳優デビュー?までさせていただきました。
そんな何ヶ月の中で感じたことは、俳優の方々始め制作スタッフの方々のドラマを創り上げることへの「情熱」や「こだわり」でした。
私たちが何気なくテレビで見ているドラマの1シーン1シーンに、こんなにも多くの人たちが関わっていることや、こんなにも一瞬の画像にこだわっているプロの職人さんたちがいることが、ドラマ撮影の現場を見させていただいてわかりました。普段飲んでいるときやお風呂上りにお話をさせていただいているときの和気あいあいとした表情と、リハーサルや本番での表情とではまるで別人のようです。大きな怒鳴り声が飛ぶときもあります。自分の仕事に誇りを持ち、決して譲歩することなくとことん一つのものを創り上げていくというのは、それだけで十分価値のあることだと思うのと同時に、なによりそういう仕事に巡り合えている撮影スタッフの方々はとても幸せなんだろうなと感じました。
私たちは旅館屋です。ドラマというものが多くの人々に感動や笑いをあたえることができるものならば、私たちはこの石苔亭いしだという旅館を舞台に、もっともっとお客様に喜んでいただけるような旅館をつくっていく事こそが、旅館屋である私たちがなすべきことなんだと強く思いました。
最後に、撮影期間中にご来館いただきましたお客様方、撮影に快くご協力いただきまして本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。
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