当館は館内の各名称を源氏物語からいただいています。源氏物語は能とも縁が深く、またこの園原の土地ともゆかりがあるようです。そこで若女将流、源氏物語の解説シリーズをお送りして見たいと思います。
先日からご紹介しております今年7月に出来た新しいお部屋を105(光源氏)といたしました。
〜光源氏〜生まれながらにして才色兼備の光源氏は12歳で元服して葵の上と結婚します。しかし、彼はその結婚生活においては常に満たされないものを感じていた。その空虚感は多情な性質と絡み合い恋をあさり歩く青年貴公子となります。歓楽の酒に酔う日も多くなり、深刻な苦悩に泣く夜も幾度も重なるようになる。葵の上は出産のためにこの世を去った。源氏の君は心の奥に巣食う逃げられない思慕を満たすため紫の上を本妻に迎えます。しかし、その後も源氏の君は朧月夜とのふとした罪の責めを負う・・・愛欲生活の大成を遂げることが出来るのか・・・・?
〜次回は桐壺〜
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