以前もご紹介をさせていただきました竹焼きの大沢さんの窯の火入れ式に参加をさせていただきました。
大沢さんが火を入れる前に、窯の火入れ口や煙突のまわりに塩をまいたり、火を入れる私達をおはらいしてくれたりしました。私も含めて5人の代表者が窯の口にたいまつで点火すると、火はみるみる窯の中に燃え広がり、煙突から水蒸気を含んだ乳白色のおもたい煙がもくもくと出てきました。夕方から降り出した雨がトタン屋根を打つ音と雷鳴の轟く中、火入れの儀式が無事終わりました。これから2ヶ月間、大沢さんはこの窯から一日も目を離さず、竹が炭になるのを待つのだそうです。
窯場にこんな言葉が書いてありました。
「人の都合で焼くべからず」
「自然に逆らわず竹の心に合わせよう」
きっと、今回も心のこもったいい竹炭が出来上がると思います。
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