ある新聞でハーレーダビットソンジャパン社長のお話が掲載されていました。
「二輪車の市場が縮小している中で、ハーレーダビットソンは売上を伸ばしている。それはハーレーダビットソンが物を売っているのではなく、「こと」を売っているからである。」
私も、ハーレーに乗っていますが、バイクを手に入れようと思ったきっかけは、ライフスタイルを含めたハーレーのある風景と時間への憧れでした。ツーリングへ行った時の仲間との語らいや、パーツのひとつひとつを磨くことにさえ喜びを感ずることができました。
念願のルート66をハーレーに跨ってラスベガス〜グランドキャニオンまで走ったことも、私の中ではかけがえのない思い出の一部となっています。
私達の旅館も、「物を売る」ことよりも「ことを売る」ことに心がけています。客室に置かれているレコードプレーヤーや、真空管アンプ、そして今度新しく置かれたアロマキャンドルやネイルケアセットにしても、お客様がどのようにしてその客室でおくつろぎいただくかを考え、ご提案差し上げていることです。
部屋があって人がいるのではなく、人がいてまわりの空間ができあがっていきます。そんなふうに考えるともっともっと私達、旅館というところはお客様のためにできることがあるなあと思います。
※客室に置いてある備品は、それぞれの客室によって異なります。
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