若女将の日記

ご心配をおかけいたしております

皆様こんにちは。

先日の日記に、「これからも引き続き日記を書いてゆきますので…」とご挨拶させていただきましたのに、こんなにも日が開いてしまいまして、誠にお恥ずかしく申し訳ないと思っています。

折角の皆様からの信頼を裏切っていると思うと、気持ちがあせります。

現在は、子供を保育園に預け１０時～１５時３０分までの平日お客様のお見送りとお出迎えをさせていただいています。１６時には保育園の迎えがあるため、そのまま帰宅させていただいています。土曜日は子供を実家にお願いをしながら、極力出社をさせていただき、日曜日だけ会社を留守させていただくという予定で、皆様のご協力をいただいています。

どうしても、仕事を持ち帰ってしまったり、上の子も反抗気なのか、子供の世話に追われ思うように進められません。

大変残念なのですが、しばらく日記をお休みさせていただきたいと思います。

どこかで皆様と気持ちを通わせる場所はほしいと思ってはおりますが、いいかげんな状況の現在はもっとよろしくないと感じております。

子供が大きくなるまで、あるいは、時間を上手に使えるようになるまで、お許しいただきたいと思います。

本日もたくさんのお客様のお見送りをさせていただきました。金木犀の花の香りがそのたびに漂い、心奪われながら、「皆様の旅がこの秋晴れの中、一層豊かなものになるだろう…」とうれしく思いながら時間をすごしました。

お客様との会話がとても幸せで、感謝いっぱいの気持ちで過ごさせて頂いた一時です。

苦しいこと、つらいことを経験したあとというのは、日ごろの些細な事に感謝しながら、幸せを感じるものですね。 そんな謙虚で穏やかなやさしい気持ちを、大切に持ち続け生きてゆける自分になりたいと思います。

この若女将の日記は、当初営業目的のためにはじめました。

いつの間にか、私自身の心のあり方を見つめなおさせていただくような存在となっています。私は日々の出来事から、何を学び、何を感じ、どんな生き方をしたいのか…

そんなことを自分自身に問いただすような日記になっていました。

しばらくそうした自己表現、または「有言実行」となるような緊張感の場をなくしますことは寂しくもありますが、その間もう一度自分自身の日々のあり方、習慣を見直し、多くの理解者、協力者との信頼関係を築きあげれるよう勤めたいと思います。

何卒、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

旅館ではお目にかかれますので、いつでもお声を掛けてくださるとうれしく思います。

 

こんな日も有りますよね・・・・

今日は土曜日、保育園がお休みの日は実家の母に子守をお願いすることが日課になっています。

今朝も寝ている麻琴を車に乗せて実家へ向かいました。

ところが母が風邪でダウン

真太郎も昨日熱が出て、保育園を早退しています。

母の看病も世話もしてあげられないまま、仕方なく子供たちをつれて旅館へ逆戻りいたしました。

 

現場の皆さんに事情を分かってもらい、今日は休ませてもらうことにしました・・・・

その前に、ご宿泊のお客様の中に、古くから石苔亭いしだをご贔屓にしてくださっている方がいらしています。ご挨拶を・・・・と出かけたところ、子供たちがうれしそうに遊びだしました。

その様子を見ていたら、なかなか変える気持ちになれなくなり、自宅にお誘いしご一緒させていただくことにしました。

 

麻琴はおおはしゃぎです。

私も大助かりでした。

たまにお休みがあっても、子供たちとどう向かい合って遊べばいいか・・・・

満足に遊んであげることが出来ないんですよね。

そうなると、家事や仕事が気がかりで上の空で遊ぶよううになってしまい、満足させてあげることが出来ません。

 

今日は子供さんが3人いらっしゃったので、子供同士で遊んでくれました。

麻琴も真太郎も満足です。

かわいい子供たちに囲まれて、私もなんだかとっても親気分を味わうことが出来たようです。

日ごろ仕事にかまけて、ろくに子供たちに向かい合って上げられていないことへの反省が芽生えると同時に、私にもやれば意外と出来るものなんだ・・・・と、子供との時間の過ごし方を学んだ気分です。

 
お客様とこんな風なお付き合いを許されることも、子供を抱えた母親同士というところも有るかもしれません。

女将の衣装をはずした私は、普通のママです。

それをご理解していただき、暖かく受け止めてくださる多くのお客様に心から感謝申し上げます。

戻ってきました

行方不明になってから1カ月が過ぎようとしていたとこでした。

ヒョウモンリクガメのさくらが、飯田警察署で拾得物として保護されているとの情報がはいり、主人が早速訪ねて行きました。

間違いなく「さくら」です。

「もう絶対見つからない・・・」

とあきらめていました。

 
少しワイルドになっている気配があります。

私たちが住んでいるこの辺りは、夜になると狐が鳴きます。

狐に食べられてしまっただろう・・・・

などとも思っていました。

「さくら」を発見して下さった方は、私たちの自宅から３００Ｍ程先の家の方だそうです。

亀は「のろい」とよく言われますが、とんでもないですよ！

さくらの歩くスピードは、想像を超えびっくりするほど早いです。

きっと、想像もつかない冒険をしていただろうと思います。

 
お日様にしっかりあたり、カルシュウムもしかり蓄えることが出来たかも知れません。

また、あずかってくださっていた方にとってもかわいがられたと聞いています。

 

先日、古代魚のパピコも他界してしまいました。

アルダブラゾウガメの陸も4年ほど前に他界しています。

パピコを見送ってしばらくしてさくらとの再会が果たせた事に、偶然とは言えない不思議を感じています。

主人と旅館で仕事をするようになった10年前から一緒にいた動物たちも、さくらがいよいよ最後の仲間です。

この度は大変お騒がせを致しました。

 

魚のつかみ取り

本日も雨が降ったり、お日様が出たりを繰り返し、蒸し暑い1日となりました。

そんな中、川から場所を変えて魚のつかみ取りが行われていました。

実はこの取組が、大変好評です。

 
魚を自分で捕まえるのですが、その後魚をさばくのも本人に行って頂きます。

「あぶない！」とお思いかもしれませんが、皆さんこれを非常に楽しんで行ってくれています。

その後は炭火で焼いて召し上がっていただきます。

 
この取組は、8月31日までとなります。

今週末もきっと大勢の皆様がいらしてくださると思います。

御天気に恵まれることを願いつつ、是非多くの皆さまに夏の楽しみをもうひと押し、ご家族でお過ごしになられにお出かけください。

 

地下タンクの検査

先日大浴場でのボイラーの不調があり、お客様にご迷惑をおかけしてしまいました。

昨年末１２月に点検を行ったときには、大きな問題が見つかることはなかったのですが、今回の不調の原因がひょっとして、地下タンクにあるかもしれない・・・・

との専門業者様の判断でした。

 

今年地震も多かったですし、もしものことがあっては大変です。

と、検査を行うこととなりました。

雨の心配もありましたが、ありがたい事に本日は天候に恵まれ、検査も順調に行うことが出来ました。

 
検査結果の知らせはまだですが、なんでもなければ本当に助かります。

創業して２６年、増改築を行い、風呂場の新規設置を行ってから２３年が経とうとしています。

会社としては、落ち着きを見せてきたところといいたいのですが、設備面ではいろいろと心配事も増える時期と覚悟しなければならないようです。

経済の不安がぬぐいきれない中で、いろんな意味で大きな決断が出来る準備と知恵を養わなければならないと、心の中での自分の覚悟を確かめるような気持ちで望む日々です。

・お客様に安心してお過ごしいただけるよう常に最善を考えて勤めること（安心・安全は最優先項目）

・スタッフの皆さんに同じく安心して、誇りを持って勤めていただける会社を作ること

私が常に問題に直面しても、あきらめず「やすしかない」と、気持ちを取り直す理由は、はじめてしまった以上、大きく上記の２項目がいつも、最終的に心にドーンと座るからです。

「自分の進む道」と・・・

２０代の頃、一度は逃げ出した自分ですが、いつの間にか受け止めることが出来ているのかもしれません。

多くの力を貸してくださる皆様、応援してくださる皆様、期待を寄せてくださるお客様、そして苦労してきた両親の前へ、恥じることの無い自分自身でありたいです。

成長したいです・・・・

初秋のような涼しさです

数日前？いいえ、私の感覚ではしばらく前から、ずいぶんと涼しい朝を迎えるようになっています。

今朝なども、「雨」の影響も有るのかもしれませんが、私の足は靴下を履いていないとひんやりとしてしまい、とても違和感があります。

 
まだ８月だというのに・・・・

電力不足等の心配も重なり今年の猛暑日を心配していたはずなのですが、

例年よりも「暑い日」が短く感じます。

ゲリラ豪雨も多かった今年の夏ですが、だんだんと亜熱帯地方に似た天候を呼んでいるのでしょうか？

阿智村の山に住む関係もあるのかもしれませんが、今朝５時でもまだ外はうっすら明るくなっているだけで、まだまだ暗いといった感想です。

毎年の夏のさわやかな朝を今年はあまり経験していないのが残念です。

 

追伸

本日の写真は、自宅の写真です。

お気づきでしょうか？なつかしのエアストリームが移動してきています。

今はまだ準備中ですが、来年あたりからまた何かやらかそうと思索しているところでございます。その時は是非皆様にご報告させていただきますので、応援よろしくお願いいたします！

飯田能の公演

来月飯田市の文化会館で、飯田能が開催されることとなりました。

今回、当館でもお世話になっている京都の茂山千三郎先生のご出演も決定しております。

お能や狂言に縁があるということで、私たち石苔亭いしだにもお声がかかりました。

以前、当館でも行わせていただいていた「定例能」では、

当館ご利用のお客様にもずいぶん応援をしていただきました。

しかし、石苔亭いしだで行うときには観客席の数の関係が加わり、鑑賞料金と宿泊代をセットにした場合には金額の面で非常にお高くなってしまうという悩みを抱えていました。

また、「本物に触れていただきたい」「文化に触れていただきたい」

そんな思いを軸にはじめた演能ではありましたが、鑑賞料金の設定がなかなか理想どおりに行かず大勢の皆様に親しんでいただくには難しい問題も抱えていました。

今回は、公共の施設で、飯田市が後援についた舞台となっています。

鑑賞料金もお手ごろな価格でのご案内が出来ます。

石苔亭いしだももちろん、今回の公演にご尽力なさっている皆様方の「思い」に全面的にご協力、応援させていただきたいとお声がけをしています。

是非多くの皆様にお出かけいただきたいと思います。

こんなこころみを重ねるうちに、下伊那の皆様の間で能や狂言に親しむ皆様が一層増えていただけるという期待が膨らみます。

未来をしょってゆく子供たちの教養に、文化は大変良い影響を与える事だと信じています。