1ヶ月に一度ある石苔亭いしだの全体ミーティングが大広間で行われました。今日の話があったのは今年の春に行なった「顧客満足度調査」の結果についてです。
全部で31項目のアンケートの集計結果には、私たちの旅館がお客様からご満足をいただいているところと、もっと頑張れと言っていただいているところが、数値として明確に示されています。
得てして旅館というところは、経営者の思い込みで改装が行なわれたり、サービスが変わったりして、お客様不在となることが往々にあります。もちろん旅館側からの提案が、それまでにないサービスの提案であったり、新鮮な感動の糸口となるような場合もあります。しかし、そういったサービスの提案ができるようになるためには、それなりの失敗や経験の積み重ねが必要です。
いきなりホームランを打とうとするととんでもない結果となる場合があります。細かいバンドやヒットをつなげていきながら、たまに外野へヒットが打てるようになるのが普通だと思います。そのために、今私たちがお客様方に提供しているサービスが、本当に心地よいものであるかを、私たち自身が知っておく必要があります。
お客様からの声を謙虚に受け止め、お客様にとっての時間と空間を提供させていただくことこそが私たち旅館の使命だと、本日の「顧客満足度調査」の結果を見ながら思っていました。
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